若者の街、東京

今は無き「若者の街、東京」

皆さんはどう思うだろうか?

「若者の街、東京はあると思うか?無いと思うか?」
「東京の若者の街はどこだろうか?」

東京に住む若者にこの質問をしても、おそらく「ある!」と答える人と「ない!」と答える人が半々ぐらいだろう。そして若者の街は「渋谷」や「原宿」と答える人が多いのはないだろうか。

だが、私は東京は若者の街では無いと考える。

若者の街と言えば渋谷が想像できると思う。現在の渋谷は若者がそれなりにはいるが、おそらく全盛期つまりギャルが流行った時代から比べたら、その数は減っただろう。今春オープンした渋谷ヒカリエを想像してほしい。渋谷ヒカリエはOLや奥様にターゲティングしたビルである。さきほどでてきた渋谷のギャルがOLや奥様になったかは知らないが、渋谷も歳をとったのか、若者にターゲティングした街から20代後半から40代、50代にニーズが変わりつつある気がする。

じゃあ次は原宿を見てみよう。原宿は原宿系なるファッション?が代表される若者の街だ。しかし、原宿は世界都市である。原宿を歩く外国人はかなりいる。私には原宿は外国人のエサのような街に見えてしまう。日本のおしゃれな女の子、それもファンタジーな格好をする女の子を一目見に来る外国人もかなり多いだろう。東京に来る外国人の方は、まず明治神宮を参拝し、そのあと原宿を観光(原宿系女子を観察)するのだ。
 
まあ単純に若者の人口が少なっている現在、若者の街が少なくなっていることは当たり前である。さらに、以前は都会の街に買い物に行くとき、そこでしか買えないもの、セレクトショップレコード店を目当てに買い物に来ていた人が多かったそうだが、今ほとんどそういう店は無い。都会へ買い物に行く理由がなくなってきているのはないか?駅前はチェーン店ばかりになり、どこの駅もほとんど変わらなく見える。ネットで買い物する人が増えたってことも都会に人が行く理由を無くしている。

 なんだかなー